23.mayo.09 『オニババ化する女たち~女性の身体性を取り戻す~』

 久々に読み込みました.

オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す (光文社新書)
光文社
三砂 ちづる

ユーザレビュー:
同じ著者の本も併せて ...
レベルが低い内容です ...
女性の身体性に気付か ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


 賛否両論ありますが,私は肯定派.
 何でこの本を読むことになったのか,からですが,図書館でCCRの手を引きながらこのタイトルが目に留まり,「今の自分はオニババやな」と思い,改善したいなぁと考えて,借りました.
 中身は全く違う…わけではありませんが,どうすれば,オニババ(本書を読んでの解釈は「女性性を大事にしないがために,ヒステリックになってしまうこと」かな.)にならないか,が書かれてありました.

 確かに「結婚せず,出産を経験せず,自分の身体と向き合わずに仕事ばかりしていては,女性の性と生殖に関わるエネルギーは行き場を失い,日本は総オニババ化するのではないか」という意見はあまりに極端やと感じます.
 でも,でもです.
 自分自身,結婚したものの,出産はしない,と決めていた人間が,出産・授乳・一時的な閉経を通じて,自分自身の身体とじっくり向き合えるようになったことで,卒乳した今,以前よりは少し余裕を持って生活できるようになっています.
 理由・事情があって,どうしても結婚・出産できない方もいらっしゃるでしょうが,私は反対も否定もしません.
 が,自身の身体に向き合うことは筆者も言うように,自分の生活にハリや余裕を持たせるためには必要なことなのだと思います.

 本書を読んで,ココロに刺さった文章を紹介します.
「あなた(=お母さん)は弓であり,子どもは矢である.いつかは子どもは出ていってしまう.そしてどこへ行くのかはわからない.最終的に弓をひく幸せを得られるのであれば,それは子どもにとっても幸せです.」

「子どもはあなたの子どもではない,生命の渇望からあなたを通ってくるものをあなたに預けられているだけなので,愛を与えることはできても心を動かすことはできない-.」

「しつけをすることと,子どもをコントロールしようとすることは,まったく違います……しつけと,自分の思い通りにしてほしい,ということの違いは,しつけというのは,人間として生きていくことのルールを教えるということです.自分の思い通りにしてほしい,というのは自分の都合のいいように動かしたい,ということです.」

 自分自身の身体と向き合うこと,それはとても大切なこと.
 どんな形ででも良いと思います.
 母であり,妻であり,作業療法士であり,旅人であり,単車乗りであるけれども,自分は女であることを,いつまでも忘れずにいたい,と思える一冊でした.

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック